diary

ああ、なんて人生

名前をつけたい

昔々、可愛くない女の子と、その女の子のことが、多分好きだったであろう、男の子がいました。

二人はよく、コタツに入って、映画を見たり、一緒に料理をしたりして、日常に花を咲かせていました。

二人にとっては、広ーい大きな部屋です。

一緒に暮らしているような、そんな気分でした。

外は寒いので、部屋の中で過ごすのが好きでした。

スーパーで買い出しして、一緒に料理。

幸せでした。

 

 

 

 

 

今でも、その部屋に入ると、鮮明に思い出します。隣にいる気配がします。当たり前に居ません。何年間もいません。

キッチンの方を見ると、洗い物をしているその人が、薄っすら透けて立っているように見えます。当たり前に立ってません。何年間も姿を見ていません。

 

あの頃、二人で過ごした時間に、私は一体なんて名前を付けようか。

これがずっと続いていくんだな。と、一点の曇りもなく思っていた自分を、私は一体、どんな言葉で、どう表現をしたらいいのか分からない。

生きている間に、しっくりくる言葉が見つかるだろうか。

見つからないかもしれない。でもあの時間に、なにかしらの名前をつけたい。

 

下らないことばかり考えている。